婚カツという大海原に漕ぎ出した矢先に
病という岩礁に乗り上げてしまい、
しばしメンテナンス期間を要しました。


異性とのお付き合いという目標達成を前に
病との長いお付き合いが始まることとなるとは
知らずにやってやる感に満ちていていました。
それはもう、今年こそは!とがっつくほど。


男性との間でのちょっとしたことに浮かれて、
ちょっとしたことに落ち込んだりを繰り返し、
自分の異性に対する免疫のなさを痛感しながら
それでもこれまで避けてきたツケだととらえて
結果を求めてあれこれと参加していたのです。


そんな中だったので私はこの展開に凹み
しばらく自暴自棄になってしまってました。


私がなのをしたっていうのだろうか・・・。


普通に恋愛をして、結婚をして子供がいる。
そんな同級生たちを見ていると彼女たちは
前世にどんな徳を積んだのだろうかと思い、
笑顔で対応しながらも心の中では自分自身の
不甲斐なさから逃げ出したくなったり。


通勤中ベビーカーにガツンとぶつけられると
大変なんだなと見守るべき一瞬のはずなのに
ムッとするのを隠すので必死な自分がいて、
こんな自分だからいけないのだと落ち込んで
親子連れから目を反らすようになっていました。


過去を振り返って、あれがダメだったのか。
こうしていたら別の世界があったのかも。
もっと本ではなく人と向き合っていれば。
気が小さいなりに合コンに参加していたら。
付き合いの悪い人間から脱していたら・・・。


過去を振り返ったところで変えられるものは
1つもないことは頭ではわかっていても、
弱気に拍車がかかった状況ではやめようとして
やめられるようなものではありませんでした。
断食明けのチョコレートのようなもの(多分)


そもそも人見知りで豆腐メンタルで変人な
私が誰かとの出会いを求めてみたところで、
出会った人は迷惑なだけなんだろうなと考え
婚カツというものも諦めの心境にいました。


もう、1人でいいや。


婚カツを頑張れば頑張っただけ
傷付いたり、嫌な思いをするだけ。
期待したり泣いたり繰り返すのは
今のメンタルでは拷問に等しい・・・。


薬から卒業できたら再開したらいい。
Mっ気ないしズタズタになることはない。


街に溢れる恋人たちや家族たちを見ると
胸がきゅーっとしてしまいますが、
慣れればこれまで通りやっていける。


そうだ、婚カツなんてやめてしまえ。